痔瘻のシートン法体験談【激闘6か月】part.2~痔瘻とシートン法手術編~
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    痔瘻(じろう)シートン法体験談に関するブログや記事が少なくて困っていないでしょうか?

    私がその一人でした。

    痔瘻のシートン法手術を受ける前、私はかなりの情報を集めました。

    そして、どのサイトにも

    肛門科医
    「シートン法は人体に負担が少ない手術法です」

    といったような事が書いてあり、かなり楽な気持ちで迎えたことをよく覚えています。

     

    しかし、

    現実はかなり違ったのです・・・。

     

    このブログ記事は、まさにこれから痔瘻のシートン法手術を受けようとされている人向けに書いています。

     

    痔瘻のシートン法体験談【激闘6か月】の第二章

    ~『痔瘻とシートン法手術』編 ~

    です。

    私の体験談が痔瘻のシートン法手術のことで悩むあなたの一助となればそれほど嬉しいことはありません。

    💎この記事で得られる情報
    『痔瘻とシートン法手術』のリアルな体験談

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    1、痔瘻のシートン法体験談chapter.4|『痔瘻』の生活

    ①『痔瘻(じろう)』とはいったい何なのか?

    めでたく?肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)の手術により、痔瘻のトンネルが開通してしまった私は、シートン法の手術日を待つこととなります。

    3月初頭に手術の予約が取れ、手術の予約日まで約1ヵ月近くあったので、その間、『痔瘻』患者としての生活を強いられることとなります。

    『痔瘻』って直腸あたりの腸壁から、まるでバイパストンネルのような穴が肛門ではないお尻に向け穴を開け、身体の外へつながってしまう病気のことです。つまり肛門が2つあるようなものなのです。

    こう聞いただけでも恐ろしいですよね?私も最初は、

    わたし
    「え!?身体に穴が開いてる状態で生きられるの!?」

    わたし
    「1ヵ月も放置しておいて大丈夫なの!?」

    と毎日不安でしかありませんでした。

     

    ②『痔瘻(じろう)』って痛いの?

    『痔瘻』って、切れ痔やイボ痔の仲間で『痔』の三大疾患として挙げられているんですよね。

    だから、痛みもあるように思われるんですが、実際は、

    なにもしていない時は全く痛みがない

    のです。

    唯一痛みをあげるとすれば、オナラが出る時に、痔瘻のトンネル(瘻孔)からもガスが漏れることになり、その痔瘻のトンネルに圧力がかかる時に、「ピキッ!」とちょっと痛みが走る程度です。

    だから、オナラが出る時は、痔瘻のトンネルの出口を手で押さえてガスが漏れて痛みが出ないように工夫していました。

     

    ③痔瘻(じろう)の生活での問題点は?

    痛みがないとは言え、直腸からのトンネルが身体の外へ出来ているわけです。何も問題がないわけないですよね。

    肛門は肛門括約筋のおかげで、肛門を締めてくれているため、便などが漏れずに生活できています。

    しかし、痔瘻のトンネルには肛門括約筋の変わりになるようにものがありません。

    つまり痔瘻によるバイパストンネルは開通しっぱなしなのです。

    まさに料金所のないバイパストンネルです。

    よって、この痔瘻のトンネルより、

    臭い『膿』が漏れてきます

    痔瘻の生活を余儀なくされていた頃は、膿でよくパンツを汚してしまい、自尊心もやられたことを覚えています。

    痔瘻を放っておくと、この痔瘻のトンネルが大きくなり、いずれ便まで漏れてくると聞いたこともあります。

    恐ろしすぎです・・・。

     

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    2、痔瘻のシートン法体験談chapter.5|シートン法の手術

    ①痔瘻のシートン法手術はどんなふうに行われる?

    さて、痔瘻のシートン法手術の日を迎えたわけですが、日帰り手術といっても手術は手術なので、恐怖でしかありませんでした。

    痔瘻の手術は、肛門から直腸にかけての手術なわけですから、当然、大便が問題になります。

    よって、手術前には浣腸をして、便の排泄を強いられることになります。

    この浣腸も私は生まれて初めてしたわけですが、若い看護婦さんにお尻から浣腸の液体を押し込まれて、手術前から自尊心はズタボロでした(涙)

     

    しかし、こんなものは序章に過ぎず、

    ここからもっと悲劇が始まるのでした。

     

    手術室に入り、生まれて初めての手術台に上がると、麻酔を打たれることになります。

    私の場合は、お尻から腰にかけての仙骨あたりに打つ局所麻酔でした。

    この麻酔はそんなに痛みはありませんが、下半身になにか得体のしれない重い液体が入ってきている感じが気持ち悪かったのを覚えています。

    麻酔が効いてきて手術開始です。

     

    ②痔瘻のシートン法手術は痛いの?

    麻酔は手術台に横向きに寝たままの状態で行われたため、手術もこの状態で行われるのだと思っていました。

    しかし、いざ手術が始まると、

    肛門科医
    「うつ伏せになってください。」

    とのこと。

    そして、うつ伏せになると、手術台は出産時の分娩台のように両脚を乗せている所が左右へ開き、お尻あたりが上へ上がっていくという、まさに

    わたし
    「ぎゃ、逆M字開脚!?」

    わたし
    「昔いたよな?なんだっけ?なんとかオブジョイトイ!?逆だけどぉぉー!!」

    とこんな時におバカなことを考えていた私でしたが、この超はずかしめを受ける姿勢で手術が始められます。

    麻酔のおかげで痛みこそあまりないものの、なにせ肛門の中の手術なので、肛門からなにかゴンゴンと突っ込まれているような感じがたまらなく不愉快でした。

    そして、こんな下半身全裸で逆M字開脚をしている所を医師や若い看護婦さんに見られている自分が情けなくて、自尊心はさらにズタボロになりました。

     

    ③痔瘻のシートン法手術にかかる時間は?

    通常、シートン法の手術は20~30分程度で終わるそうです。

    しかし、私の場合、一度、肛門周囲膿瘍を切開しても別の部位にまだしこりがあるような状態だったので、痔瘻のトンネルが1本ではなく、途中で分岐しているような状態でした。

    よって、『複雑痔瘻』と診断され、シートン法のゴムも2本入れられることになりました。

    このため、手術時間も50分~1時間程度はかかっていたと思います。

    詳しくは【関連記事】痔瘻のシートン法体験談【激闘6か月】part.1~肛門周囲膿瘍編~をご覧くださいね。

     

    ④痔瘻のシートン法の手術直後はどんな感じ?

    無事手術は終わり、しばらく横になって休むことになります。

    通常、手術後しばらくすると、痛みは治まってくるようなのですが、私はずっと痛かったのを覚えています。

    看護婦さんや医師も何度か話しかけてくれるのですが、

    看護師
    「大丈夫ですか?痛くないですか?」

    わたし
    「痛いです・・・。」

    肛門科医
    「大丈夫ですか?痛みはマシになりましたか?」

    わたし
    「痛いです・・・。」

    肛門科医
    「・・・・・・おかしいですね~。」

    わたし
    「おいおい・・・大丈夫なのかよ・・・。」

    ただただ、不安しかありませんでした。

    その後、少し痛みもマシになったような気がしたので、術後の生活の注意点などの説明を受け、痛み止め等の薬をもらい、病院を後にします。

    手術当日は、日帰り手術と言えど麻酔をしているため、車での通院は禁止となっています。

    よって、電車で行ったわけですが、ここから座れない生活が始まります。

     

    3、痔瘻のシートン法体験談part.2 ~痔瘻とシートン法手術編~ のまとめ

    痔瘻になってからシートン法手術までを解説しました。

    前回の肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)から、

    痛い→手術→痛い→手術

    の連続です。

    おまけにシートン法手術は

    人の自尊心を崩壊させるのに充分すぎる手術

    でした。

    普通の病気で普通の手術なら、ここで地獄は終わりなのかもしれません。

    しかし、私の場合は、ここからが本当の地獄の始まりでした。

    詳しくは次なるステージの【関連記事】痔瘻のシートン法体験談【激闘6か月】part.3~術後の生活編~をご覧ください。

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