痔瘻のシートン法体験談【激闘6か月】part.3~術後の生活編
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    痔瘻(じろう)のシートン法体験談に関するブログ記事や情報が少なくて困っていないでしょうか?

    まさに、1年前の私がその一人でした。

    痔瘻のシートン法手術を受ける前、私は出来る限りの情報を集めました。

    そして、ほとんどのサイトに書いてあった内容は、

    肛門科医
    「シートン法は人体に負担が少ない手術法です」

    というものでした。

    そのおかげで、かなり楽な気持ちで手術を迎えたことをよく覚えています。

     

    しかし、現実はかなり違っていたのです・・・。

     

    このブログ記事は、まさにこれから痔瘻のシートン法手術を受けようとされている人向けに書いています。

     

    痔瘻のシートン法体験談【激闘6か月】の第三章

    ~『術後の生活編』編 ~

     

    です。

    私の体験談が痔瘻やシートン法手術のことで悩むあなたの一助となればそれほど嬉しいことはありません。

      この記事で得られる情報

      『痔瘻のシートン法手術後の生活』のリアル

      まず前提として、私は痔瘻のシートン法手術にて激しい痛みによる苦しみを約3週間味わった珍しいタイプの人間です。

      医師に言わせると、100人に1人いるかいないか?の痛がり方だったらしいです。

      よって、特に術後の3週間は濃厚に書いてあります。

      それを踏まえてお読みくださいね。

      ※肛門の病気のため、聞き苦しい言葉が多々あるかもしれませんが、ご了承くださいね。

      目次

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      1、痔瘻のシートン法体験談chapter.6|シートン法の手術後の経過Ⅰ

      ここからは私の壮絶なシートン法手術後の生活を、私の闘病?日記をもとに書いていきます。

      ①痔瘻のシートン法手術後の1週間

      【シートン法術後 1日目】

      排便時や排便後に特に肛門が痛む。肛門括約筋が動くたびに、ゴムが身を切り裂いているような感じがする。

      処方されていた痛み止め『ロキソニン』を服用する。

      通院1回目。昨日手術したばかりなので、医師が様子を見せて欲しいとのこと。正直、歩くのも辛い。

      わたし
      「いくら日帰り手術とはいえ、手術翌日にもう1回通院しろはキツイよ~!」

      と思いながら仕方なく通院しました。

      医師に痛みを訴え、痛み止めの量を増やしてもらう。

       

      【シートン法術後 2日目】

      わたし
      「肛門が痛い、とにかく痛い、、、。」

      ロキソニン2回服用するが、いまいち効いている感じがない。

       

      【シートン法術後 3日目】

      朝から肛門が痛く、痛み止め飲む。しかしその後、トイレで排便し、痛み止めなど関係ないくらいの痛みに襲われる。

      昼食後、再度、痛み止めをのむ。

      夕方に、なぜか急に痛みがフッと消える。ビックリするくらい体が軽くなる。

      わたし
      「たぶんシートン法手術を受けた人達は、普通はこんな感じなんだろうな。」

      と思う。動きやすい、実に素晴らしい。夜になり、また少し痛むことあり、痛み止めをのむ。

      今日はロキソニン3回服用。

       

      【シートン法術後 4日目】

      よく眠れた。しかし、寝起きから少々の痛みは感じる。生活に大きな支障が出るレベルではない。

      排便後に激痛が走るのが怖いから、排便量を減らすためにも、あまりご飯は食べたくなく、朝食はコーヒーのみにする。

      しかし、やはり便意はもよおしてくる。トイレに行く。恐る恐る排便をするが、イキムのも怖いため、力が入れれず、スムーズに出ない。

      やっと少し出たと思ったら、やはり激痛が始まる。歩くこともままならない、、、。

      仕方なく少量の食事をとり、痛み止めをのみ、ベッドに横になる。

      わたし
      「こんな日が何ヶ月も続くなんて、本当に耐えられるだろうか、、、。」

      超劇痛は引くが強い痛みは続く。

      その後、排便をしない限りは、生活には支障がなく過ごせる。時々、局所的に激痛が走るが、すぐにおさまる。

      しかし、排便のことが気になって、ろくに食事がとれない。夜もゼリー飲料を1本のみ。ロキソニンは1回のみの服用で過ごせた。

       

      【シートン法術後 5日目】

      よく眠れた。寝起きからも時々痛みは感じるものの、生活に支障はない。

      昨日からろくに食事をとっていないが、空腹感もあまり感じない。

      今日も排便が怖い。朝食はコーヒーのみにする。

      排便するが、あまり痛みを感じないことに感動!しかし、通勤中、運転中に肛門に激痛が走る。運転中ずっとだ。車から降りたらマシになる。

      昼食はバナナのみ。

      排便の激痛がマシになったため、夕食は少しだけセーブしながらも、普通の食事をとる。感動だ・・・。ウマい・・・。本日、痛み止めは1回のみ服用。慣れてきている感はある。

       

      【シートン法術後 6日目】

      わたし
      「昨夜、固形物食べたからなぁ・・・。今日の排便は大丈夫かなぁ・・・。」

      と不安とともに起床。

      朝食はバナナ2本。早速、排便に向かう。結構すんなりと排便が出る。バナナやゼリー食の効果かな?

      しかし、やはり排便後は少し痛みが走る。でも許容範囲内だ。しかし、膿がたくさん出ている。ズボンをはいていても臭いがわかるくらいだ。

      わたし
      「これ大丈夫なのか?」

      昼にもう一度排便するが、痛みはマシだ。良かった。痛み止めを飲まなくてもいけそうだ。

      運転中も痛みはマシだ。職場に着き仕事を始めるが、動いていると痛みがヒドくなる。

      わたし
      「これ、ホントに大丈夫なのか?」

      と不安になるが、ゆっくりと動きなんとか乗り切る。

       

      【シートン法術後 7日目】

      今日の肛門はほとんど痛くなかった。普通の日常が戻ってきた感じがして本当に嬉しかった。仕事から帰ってきて排便するが、痛みも我慢できるレベル。今日は普通のご飯食べます!

      わたし
      「やったー!」

       

       

      ②痔瘻のシートン法手術後の2週目

      【シートン法術後 8日目】

      今日は2回目の通院の日。

      ただでさえ激しい痛みに耐えているのに、今日はゴムを増し締めされるんじやないかと恐る恐る通院。

      そして、やはり締められた・・・。

      ピキッと痛みが走り、思わず「いたっ!」と言ってしまった。しかし、ゴムを締めた際の実際の痛みよりは、術後の日常生活での肛門の痛みが酷すぎて、恐怖心が痛みを助長している感もある。

      なんか突っ張る感じはあるが、痛みはさほどない。

      わたし
      「これなら乗りきれるかも?」

      ていうか、

      わたし
      「もう一段階強く縛ってもらってもよかったかも?」

      なんて思ったりもした。しかし無理は禁物だ!

      そして、そんな甘い考えがぶち壊されるまで、そう長くはかからなかった。

      晩ごはんの時に肛門に劇痛が走る。普通に座ってご飯が食べれない。立ったままそそくさと食べ早く痛み止めを飲んで横になりたい。幸い睡眠はよくとれている。

       

      【シートン法術後 9日目】

      今日からしばらく激しい勤務が続く、持ちこたえられるのか?今日もやはり、排便をした後に劇痛が走る。処方されている痛み止めのロキソニンがいまいち効いている感じがなく、市販のロキソニンpremiumをためしに飲んでみる。たぶんた効いている?と思う。

       

      【シートン法術後 10日目】

      トータル3粒のロキソニンを飲んだ。

      朝、職場で排便をした。やはり、その後しばらくしてから激しい痛みが襲ってきた。

      ロキソニン服用。

      その後薬も効いてきた?のか、午前中はなんとか乗り切った。

      しかし、くすぶるような痛みはあるため、午後を乗り切るためにも昼食後もロキソニン服用。

      そのためか、午後の仕事は楽に乗り切れた。

      帰りの車の中は、なんか肛門が痛いがまぁ許容範囲。

      帰ってから恐る恐るトイレで排便。痛くなるのがわかっていたから、排便後はベッドで横になる。

      しばらくしてやはり痛みがくるのを感じる。しかし寝転んでいるとマシだ。少し落ち着いたためシャワーを浴びる。

      そして、体が温まったせい?、また肛門が痛くなる。痛み度【強】の痛みだ。

      今日は夕食後ではなく、先に痛み止めを飲む。しばらくして痛みが引くのを感じる。

      ほんとうに痛みがない瞬間に感動を覚える。これ絶対完治したらマジ大泣きすると思う。

      誰にもわかってもらえないが、本当に地獄の日々である。明日1日頑張れば休みだ。痛みのパターンもわかってきた。

      そのためにすべきことやタイミングもわかってきた。なんとか乗り切るぞ。

      本日はロキソニン3回服用。

       

      【シートン法術後 11日目】

      通勤中に激しい痛みが襲ってくる。途中で帰ろうかと悩みながらも

      わたし
      「職場に着いてから判断しよう」

      と我慢する。

      すると、職場に着いた途端、痛みが消える。ほぼそのままの状態で、痛みが【弱】~【中】程度を推移しながら1日が過ぎる。

      さぁ、帰ってからが問題の排便だ。しばらく座ってみるが、肛門がビビっているか?お腹の中の食べ物が少ないためか?出る気配なし。

      不安ながらも明日へ持ち越す。

      そして第二の問題のシャワーを浴びるが、やはり今日もシャワー後に痛くなった

      痛みが激しいため、立ちながら夕食を食べる。途中、あまりの激しい痛みのため耐えきれず、ご飯も途中でやめベッドに横になる。

      本日、ロキソニン3回服用。

       

      【シートン法術後 12日目】

      寝起きから肛門を切り裂くような痛みあり。しかし立ち上がると少しマシなようだ。

      さぁ、今日も恐怖の排便タイム。昨日は1日排便してない。さて、便はカチコチになってないだろうか。不安だらけである。念のため事前にロキソニンを服用。朝食もゼリーのみ。

      そして、便器に座る。やはりゴムが締め付けることからの肛門の痛みあり、とても排便出来るような感じではない。

      自分なりに排便しやすい方法を考える。立って気張ってみる。多少マシだ。時間はかかるが、肛門を出るぎりぎりまで、立ったままで気張る。出る瞬間に座る。

      痛みに悶えながらの排便だが、なんとか頑張った。量はしれてるが、まぁ今日の分はよしとしよう。

      排便後は、休養のため、ベッドへ横になる。そこからやはりいつもの地獄は始まる。

      強烈な痛みが襲ってくる。ロキソニンなんて全く効いてない。

      わたし
      「1~2時間で痛みおさまるか?」

      と思いきや、全くおさまる気配なし。

      ただでさえ【強】レベルの痛みの中、時々【激強】レベルがやってくる。

      朝食はゼリー食のみ、昼食はバナナのみで、6時間経過してないが、再度ロキソニン服用。それでもはっきりした効き目は感じない。

      午後も横になって過ごす。今日でもう術後12日目だというのに、術後すぐのような痛み、、、。

      わたし
      「仕事、やっぱり長期離脱するか?」

      わたし
      「でも、家にいたとしても、耐えられるのか?この苦しみ、、、。」

      わたし
      「しかしなんでこんな不運な病気になるんだ?」

      わたし
      「『痔』でしょ?アハハなんて、軽く見られるのに、患者の痛み苦しみが長期間続くなんて、最低な病気じゃないか!」

      結局、恐さのため、夕食もゼリー食のみ。

      今日のトータル摂取カロリーは600kcal程度しか摂れていない。でも不思議と空腹感はあまりない。

      本日はロキソニン3回服用した。

       

      【シートン法術後 13日目】

      朝食&昼食は兼用でゼリー食1つ。

      昨日からあまり動いてないから、新しく痛みはでていない。

      今のこの痛みの状態なら働けるが、きっとまたゴムを締められたり、毎度の排便後には地獄が始まる。

      しばらく仕事休ませてもらうか?、、、悩みどころ。

      手術後から体重が2kg下がる。そりゃゼリー飲料ばかりだものな・・・。

      通勤中、また強い痛みが走ってきた。

      わたし
      「今朝、排便してないのにー!」

      わたし
      「なんで運転中に限ってよく痛くなるんだ!?」

      途中、一回車止めて、外へ出て落ち着かせる。ちょっとマシになった気がした。

      職場についてからはマシになる。一応ロキソニン服用するがほぼ関係ないだろう。

      たまたま肛門科に勤めていたことがある友人の看護師が、痔瘻の辛さをわかってくれた。

      それだけで救われた。

      本当にこの痔瘻の辛さは、激しい劇痛に悩まされる割にわかってもらえない事にも一因ある。

      仕事中、何度か、【中】【強】レベルの痛みに襲われることがあった。

      これはなんでなんだろう?排便もしてないのに。やはり肛門括約筋が動いてるから?でも休憩後にすぐ痛くなったぞ?よくわからない・・・。意味不明で気が狂いそうになる。

       

      【シートン法術後 14日目】

      朝から地獄の排便タイムだ。しかし、肛門を動かしてもあまり痛みが走らない。

      わたし
      「これはひょっとして簡単に排便出来るかも・・・??」

      なんて考えはやはり甘かった・・・。

      出ないのだ。便秘で。

      わたし
      「これだけ気張って絞り出したら大きな栓が抜けただろう?」

      と思ってもシカの糞。

      またもや同じ。

      またも同じ。

      そして肛門付近で固いウンチが止まったまま動かなくなる。

      ここからどれくらいの時間がたっただろう?

      わたし
      「もしこのままウンチがでないままだとどうなる??救急搬送!?んなアホな?」

      真剣に考えた。

      しかし、やはり私の肛門は以前の排便感覚を思い出したのか、動き出した。

      栓を外し内側に溜まっていた便もひねり出した。

      快感だった・・・。

      痛みもふき飛ぶくらいに快感・・・。

      そして涙が出るほど嬉しかった。

      こんな普通の事に

      感動をおぼえてしまう。本当に泣きそうになった。頑張ってくれる自分の肛門に体に感謝した。

      かれこれ、トイレで1時間くらい格闘した。

      そして、また、悪夢の始まり。全く身動きがとれなくなる。そして常に激痛。

      シャワーを浴びて、食事もとらず寝る。

      晩御飯は、結局お腹の調子を考えて、普通に食べることとにする。

      今夜の夕食は手づくりのハンバーグ、美味すぎる・・・泣きそうになる。

      便の量が増えるのは辛いが、腸が動かなくなってはもっと困るので、今後も便通の良い食事中心で食べる方向でいく。

       

       

      ③痔瘻のシートン法手術後の3週目

      【シートン法術後 15日目】

      朝、寝起きは痛みなし。しかし、トイレで排尿をした後から、少し肛門に痛みを感じ、その後、激痛が襲ってくる。

      わたし
      「なんやねん、これ!?」

      わたし
      「今日は仕事だぜ!?出来るのかよ!?」

      不安をよそに便意をもよおす。

      わたし
      「おい、ちょっと待てよ!」

      しかし、便を我慢して便秘になる方がよっぽど辛い。仕方なくトイレへ。比較的あっさりと、少量だが排便する。

      栓を外しておくだけでも、次の排便へ繋げやすい。安心を買える。

      さぁ、でもここからだ。激痛は襲ってくるのか?果たして排便した後に仕事は務まるのか?車へ乗り込む。

      そして、やはりその時は訪れる・・・。

      またもや痛みのあまり仰け反り運転。これが本当に辛い。本当に勘弁してほしい。いつか事故るよホント。

      わたし
      「今日こそはもう途中で引き返そう!」

      と、どれだけ思ったことか。でも耐えてしまう自分の我慢強さ?に辟易とすることもある。

      そして仕事。途中、何度か激痛走るも、何とかやり切れた。

      周囲の人達の何気ない声掛けが嬉しかった。本当にピンチの時はささいな事でさえ、嬉しく思える。

      普段はキライな人でも、いいとこもあるなと思える。

      わたし
      「そう考えると、ときどきピンチも必要だな。」

      なんて思ったりもする。おかしくなってるのかな?

      ロキソニンが全然効いている感じがないため、バファリンなども購入して試してみる。

      別に激痛ではなかったから感覚はいまいちだが、なんか効いてる感じがしたかも?

       

      【シートン法術後 16日目】

      よく寝れた。が、寝起きから肛門が痛い。

      わたし
      「なんでだよ!」

      とりあえず起きて朝食。フルーツグラノーラと牛乳、ヨーグルトを摂取。快便を心掛ける。

      その後トイレへ。出だしは少々固めで緊張感あったものの、栓が外れてからがすごかった。とめどなく良質な便が出てくる。

      わたし
      「こんなに溜まってたのかよ!?」

      というくらいの量だ。

      わたし
      「やはり快便は最高だ。」

      肛門への負担も少ない。排便時の痛みもやはり前回の通院時のゴムの増し締めから1週間経過してるせいかだいぶマシである。

      わたし
      「でもこの後きっとまた、のたうち回るんだろうな・・・。」

      でも便通の悩みから解放されるだけでもマシだ。

      念のため、激痛がくるまえにバファリンpremiumを服用。今日、お初のバファリンpremium。効いてくれるといいな。

       

      そして、やはり激痛は訪れる・・・。

       

      当然立ってられない、ベットに横になる。そして、のた打つ。発狂しそうになる。

      しかし、立てないほどの【激強】の痛みは10分~20分程度で去った。

      もちろん、【中】程度の痛みは常にあるが、自制範囲内である。

      バファリンpremiumが効いたんだろうか?それだと嬉しいな。また様子を見よう。

      しかし、昼にまた便所へ駆け込む。最悪・・・。今度は下利便である。

      弱ってる腸にヨーグルトや冷えた牛乳がマズッタか??

      出来るだけ肛門括約筋をゆるやかに使って排泄はするが・・・。

      わたし
      「頼む!!激痛来ないでくれ!!(泣)」

      一応、バファリン飲む。その後横になっていたら少し眠ってしまった。極度の激痛は来ていない。

      しかし、今日は一日中、【中】【強】レベルの痛みで、ろくに何もできずボロボロだった。

      結局、晩ご飯の時に一時的に痛みがマシになったが、食後、ガスをもよおした時点でアウト。また痛みが強くなる。こんな日々、続けられるのかよホント・・・。

       

      【シートン法術後 17日目】

      本日も睡眠は快眠だ、これだけが幸い。

      寝起きに水をのみ、フルグラとヨーグルトを食べる。そしてやってきました地獄の排便タイム。

      正確には排便タイムが地獄ではなくて、排便後だね。

      排便は素晴らしくスポンっと抜け落ちる感じ!

      わたし
      「素晴らしい!やはり食事が大事だね!」

      わたし
      「肛門括約筋はほぼ使ってない!」

      昨日インターネットの情報で

      「排便後すぐにシャワーで洗い、暖かいお風呂に浸かると痛みは軽減する」

      との情報を得た。

      排便後にすぐ風呂場で洗って温めてみようか。でもそこまでする気にはなれず、シャワーでしばらく入念に洗い流すことにした。

      しかし、やはり激痛はやってくる。

      30分くらいで急に痛みマシになった?と思って起きて珈琲飲んでたら、また激痛の波が来た。

      本当にわけのわからない痛みだ。

      痛み止めは飲んでない。

      さらに体重も落ちている・・・。

       

      【シートン法術後 18日目】

      今日はなぜか猛烈な腹痛が続いた日。排便しても痛みがおまらない。何度も何度もトイレにいくことになる。

      挙げ句の果てに、仕事中の大事な場面でもトイレ。

      わたし
      「こんなに腹痛が続くのもおかしい。」

      わたし
      「肛門に続いてどうしちまったんだ?オレの腹。」

      わたし
      「痛みに耐えるストレスでお腹までやられたか?」

      帰りにジュースをちょいと飲む。そしてまた腹痛。家についてトイレに直行。完全に腹が壊れている。

      インターネットで新たな痛みを緩和する情報を掴み試してみる。

      排便後すぐウォシュレットの繰り返しでワセリンを塗り込むというものだ。少々の痛みはあるものの不思議と激痛はこないぞ。

      今日はなぜか夜まで腸の調子が最悪だ。こんなに一日中いたいのも珍しい。肛門の痛みを忘れるほどだ。ビオフェルミンがあったから服用。

      また、排便を楽に出すための食品にも気をつけるようになり、

      オリーブオイルやオリゴ糖なども試してみることにする。

       

      【シートン法術後 19日目】

      よく眠れたが、朝は継続して超下利便。そしてすかさずウォシュレットで入念に洗浄&ワセリンを患部に塗布。

      しかし、下利便が出過ぎたせいなのか?痛みは襲ってきた。でものたうち回るほとでもない。合っているかどうかはともかく、自分なりの痛み対処法を実施して痛みが軽減すると気分的にも楽になる。

      本日も運転中はやはり肛門が痛い・・・。職場についても椅子に座れない。いや、正確には椅子を2つ並べてその隙間に肛門を持ってくるようにすると、かろうじて座れるような感じである。

      本日もウォシュレット&ワセリン対策でなんとか乗り切り、かなり痛みはマシである。

       

      【シートン法術後 20日目】

      3回目の通院の日。

      痛みなくよく眠れた。ヨーグルト&バナナ&フルグラの健康朝食とビオフェルミンを服用し、さぁ完璧だ。

      トイレにて先にワセリン藻塗りたくり、排便の準備は万端である。

      そして、いざ出陣!便をきばりはじめる。出るには出たが、最初はちょっと便秘気味。

      わたし
      「あれ?昨日下利便じゃなかったっけ?」

      わたし
      「ビオフェルミンの効き過ぎ?」

      適度に排便し、ウォシュレットを入念にし、即座にワセリンを塗布。

      さぁどう出るか?

      結果は・・・。

      大凶

      のたうち回る。約1時間くらいは激しい痛みが引かない。昨日食べたカレーパンも関係してるのか?

      とにかく、早くこの地獄から抜け出したい。

      結局、痛みが繰り返し、午前中を無駄にする。これが本当に困る。

      通院し痛みなどを訴える。

      傷からの痛みではないかと訴えるが、

      肛門科医
      「傷からの痛みなら腫れてきます。」

      とのこと。やはり肛門括約筋を貫通しているから、そして複雑痔瘻でゴムが2本入っているから、それが収縮することで痛みが走るとのこと。

      肛門科医
      「耐えられますか?」

      の言葉掛けが、なんか他人事みたいでイラっときました。

      本日もゴムの増し締めをし、「ピキッ!」と一瞬痛みを味わう。

      家に帰っても、やはり締めた初日だから、波はあるものの痛みはいつもよりはある。

      シャワー&ワセリンで対策するものの、夜寝てても痛みの波は襲ってきた。

      たぶんこの手の痛みは明日には慣れてなくなるんじゃないかな。

      今日は受診時に

      「痛み止めが効かないんです。」

      と訴えて、処方できる一番強いを出してもらいました(←これ以上の強い薬は麻薬になる)

      わたし
      「こんな毎日、本当に3ヶ月~半年も耐えられるだろうか・・・。」

      わたし
      「気がおかしくなるんじゃないだろうか・・・。」

      わたし
      「やっぱり仕事を長期休むか?」

      わたし
      「どうしたらいいんだ・・・もう現実から逃げ出したい。」

      そんなことを思っていました。

       

      【シートン法術後 21日目】

      あまり眠れなかった。昨日、ゴムを締めたせいか?痛みが結構襲ってきた。これは明らかに締め切られている痛みだとわかる。

      昨夜はきちんとextravirginオリーブオイルを飲み、今朝も飲んでから朝食にした。

      ヨーグルトとバナナ&フルグラ、そして納豆&味噌汁だ。完璧である。

      そして朝食後、排便に挑む。もちろん排便前に一度トイレにてワセリンを塗っている。

      さぁどう出るか?

      ツルッと出て痛みなく終わるか?、、、、、、

      結果は、まだあまり直腸まで便が下りてきておらず、お腹をマッサージして便を誘導し、ちょっと気張りを要して、やっとこさ中ぐらいの量が出る。

      全然、「ツルッポンっ」ではない。

      ウォシュレットを入念にし、風呂場で入念に洗い、そしてワセリンを塗布。

      わたし
      「さぁ、どう出る?激痛はやってくる?」

      ちょっと間をあけてからだが、Maxとはいかないまでも結構な痛みがきた。

      仕方なく昼前に昨日もらった強い痛み止めを服用。

      その後横になり寝てしまう。なんとなく体中を薬が回っている感じがある。しかし肝心の肛門は痛みを感じる。

      結局、思ったような効果が得られず。

      わたし
      「これも役立たずかよっ!!」

      動けないような【強】レベルの痛みまではこなかったが、【中】レベル程度の痛みが度々襲ってくる。

      本当に苦痛だ。我慢しきれず、また痛み止めを服用するが、胃に不快感を覚える。

      わたし
      「効果はないくせに副作用みたいなのはあるのかよ!?」

      ととても憤りを覚えました。

       

       

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      2、痔瘻のシートン法体験談chapter.7|シートン法の手術後の経過Ⅱ

      ①痔瘻のシートン法手術後の1か月目

      特に排便後に【強】【激強】の痛みを味わいながらの地獄の手術後3週間でしたが、4週目に入るとなぜか急に【強】~【激強】の痛みがなくなったのです。

      よって、痛みがせいぜい【弱】~【中】程度になったので、そこまで苦労せずに生活できるようになりました。

      これまで痛みの質を書いてきませんでしたので、ここで解説しておきます。

      シートン法による私の痛みの質

      【弱】何かが肛門に突っ込まれている感じ。我慢できる痛みだが、歩きにくい。

      【中】ヘビが肛門に噛みついているような→なんとか歩けるけど辛い。

      【強】肛門をペンチで握りつぶされるような感じ。痛くて歩けない。

      【激強】【強】を味わいながら肛門をナイフで何度も刺されるような感じ。都度、腰がビクンッ!と引ける。横になってのたうち回る感じ。

       

      この頃は、2週間に1回のペースで通院し、痛みの度合いを考えながら、ゴムの増し締めをしている。

      ゴムを締められる瞬間は痛い・・・。

       

      激痛の悩みから解放されると、今度は、出続ける膿の汚れや臭い、シートンのゴムが太ももにこすれることで皮膚がただれる事に方に意識がいきだします。

      『膿(うみ)』と『皮膚ただれ』への私の対処法

      ・膿(うみ)の問題 → 女性の生理用ナプキンを入れる。

      ・皮膚のただれ → ワセリンを患部に塗って皮膚を保護。

       

       

      ②痔瘻のシートン法手術後の2か月目

      ピリピリと痛むことはあるが、せいぜい【弱】~【中】程度の痛みである。

      この頃から、やっと椅子を二つ並べてその間におしりを入れるようにして座る気力が出てくる。

      少しの時間だが、座り作業が可能になる。

      よく勘違いされるのだが、シートン法は、硬いゴムの突起が肛門から突き出ているので、円座のクッションであっても座ると、肛門に一点集中で強い不可がかかり、座っていられないのである。

       

      この頃、6回目のゴムの増し締めをされる。ゴムを締めた直後は痛いが、34日すると慣れてくる。排便後の痛みもない。なんとか乗り切れそうな感じがする。

      果たしてゴムはいつ脱落してくれるのだろう?今はどの程度まで進んだんだろう?そればかり気になる。

       

       

      ③痔瘻のシートン法手術後の3か月目

      この頃、8回目のゴムの増し締めをされる。

      ゴムを増し締めして3日ほどは、肛門が切れるような痛みがあったり出血がある時もあったが、それでもなんとか耐えられるレベルである。

      3ヶ月が経過したが、まだゴムは脱落せず、医師に聞いても

      肛門科医
      「もうちょっとだね~。」

      肛門科医
      「複雑痔瘻でゴムが2本入ってますからね~時間はかかります。」

      とだけしか言ってくれず。

       

      3、痔瘻のシートン法体験談chapter.8|シートン法の手術後の経過Ⅲ

      ①痔瘻のシートン法手術後の4か月目 ~そしてゴム脱落へ~

      結局、私は、術後に合計10回の通院とゴムの増し締めを行いました。

      10回目の時には、医師も

      肛門科医
      「もうこれゴム取れてもおかしくないんだけどな~。」

      と言っていました。

      なんとなく、後半にいくにつれて、増し締めは痛かったような気がします。

      しかし、日常生活はだんぜん最初に比べて楽です。

      そして、ゴムが取れる時は突然やってきます。

      ホンットウに感動です!

      わたし
      「肛門に異物が付いていないって、こんな楽なんだ(涙)」

      わたし
      「お尻が普通に拭けるって、こんなに素晴らしいんだ(涙)」

      わたし
      「座れるって、こんなに素晴らしいことだったんだ(涙)」

      と色んな感情に襲われますよ(笑)

       

      4、痔瘻のシートン法体験談 ~シートン法の手術後の経過~ のまとめ

      私の痔瘻のシートン法体験談は、まさにシートン法手術後の最初の3週間が強烈すぎました

      なので、この記事でも術後の3週間を特に濃厚に書かせていただきました。

      普通は、痔瘻のシートン法は痛みが少ないと言われています

      ですが、私のように激しい痛みを伴う方も100人に1人の割合で時々おられます

      もう一度、痛みのレベルを書いておきますが、もしシートン法の手術を受けたあなたが同じような痛みに襲われたら、我慢しすぎずに医師に相談してくださいね。

      シートン法による私の痛みの質

      【弱】何か硬いものを肛門に突っ込まれている感じ。我慢できる痛みだが、歩きにくい。

      【中】ヘビが肛門に噛みついているような感じ。なんとか歩けるけど気になる痛みであり辛い。

      【強】肛門をペンチで握りつぶされるような感じ。痛くて歩けない。

      【激強】【強】の痛みを味わいながら肛門をナイフで何度も刺されるような感じ。痛みで腰がビクンッ!と引ける。横になってのたうち回る感じ。

      感じたままに書いた日記を、ほぼそのまま転記した内容となっていますが、痔瘻のシートン法の事で悩む人の目安や励ましになれば幸いです。

      長い記事にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

       

      そして、次なるステージは、痔瘻のシートン法体験談【激闘6か月】part.4~ゴム脱落と後遺症編~です。

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