シートン法の痛みはいつまで続く?体験者が詳しく解説します
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    シートン法痛みいつまで続くのか?

    シートン法の手術を受けるうえで、一番気になるところですよね。

    この記事では、シートン法の手術により、「100人に1人」と言われる地獄を味わった私が、シートン法の痛みや期間その他について詳しく解説します。

    シートン法の痛みや期間などについて、気休めではなく、最悪のケースを知って準備しておきたい人は必読ですよ。

      この記事で得られる情報

      ・シートン法の痛みはいつまで続くのか?
      ・シートン法の痛みのピークはいつでどんなの?
      ・シートン法の痛み以外の問題とは?

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      1、シートン法の痛みはいつまで続く?

      ①シートン法の痛みはいつまで続く?

      シートン法の痛みはいつまで続くのか?シートン法の手術を受ける人にとっては一番気になるところですよね。

      簡潔に言うと、

      痛みはゴムが取れるまで続きます。

      なにせ、ゴムでお尻の身を切っているようなものですからね。痛くないわけがないんですよね。

      でも、痛みにも程度があり、個人差もあるため、この手術が存在しているのです。

       

      ②シートン法の治療の期間は?

      シートン法の治療は、ゴムが痔瘻のトンネル部分を体外へ掻きだすように切り取っておしまいです。

      その間、約3ヶ月~6か月と言われています。

      しかし、これは個人差が大きくあり、浅い痔瘻の場合はもっと早いですし、深く複雑な痔瘻はもっと時間がかかります。

      医師の話のよると、1年かかる人もいるそうです。

      ちなみに私は、複雑痔瘻でゴムは2本使用し、約4ヶ月でゴムは脱落しました。

       

      ③シートン法が痛くない人もいる?

      シートン法の痛みには個人差が大きくあります。

      よってほとんど痛みを感じない人もいるようです。

      術後1週間程度は

      医師
      「激しい運動はしないように」

      と医師から言われるのですが、その後、激しい運動をされる人もおられるようです。

      だからこそ、日帰り手術が可能で、翌日から仕事に復帰できる人もいるのですね。

      しかし、逆に私のように術後から地獄が始まる人もいるわけです。運動どころか、立っていることも出来ないくらいに。

      よろしければ私の地獄の体験談をご覧ください。

       

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      2、シートン法の痛みのピークはいつ?どんな痛み?

      ①シートン法の痛みのピークはいつ?

      シートン法の痛みのピークも個人差はあるようですが、だいたいは術後の1週間~3週間程度のようです。

      私は3週間でした。3週間までは、本当に地獄でしたが、その後、理由はわかりませんが、急に痛みが緩和されました。

      この痛みのピークを過ぎるとなんとか耐えられるようになります。

       

      ②シートン法の痛みのピーク時はどんな痛み?生活に支障はない?

      シートン法の痛みのピーク時の痛みの質も個人差がありますが、私の場合は痛みの質は以下のような感じでした。

      私の痛みの程度
      【弱】 何かが肛門に突っ込まれている感じ。我慢できる痛みだが、歩きにくい。
      【中】 ヘビが肛門に噛みついているような→なんとか歩けるけど辛い。
      【強】 肛門をペンチで握りつぶされるような感じ。痛くて歩けない。
      【激強】強】を味わいながら肛門をナイフで何度も刺されるような感じ。都度、腰がビクンッ!と引ける。立っていれず、のたうち回る感じ。

      私の場合、痛みのピーク時はこのうちの【激強】のことです。

      この痛みが最初の3週間はたびたびやってきました。

       

      なんとか仕事に行っていましたが、度々、立ってられないほどの痛みが襲ってくるので、

      わたし
      「しばらく休業させてもらうことになるかもしれません・・・。」

      と上司に相談していました。

       

      ③シートン法の痛みを緩和する方法は?

      シートン法の痛みを緩和する万能な方法は、正直、ありません。

      シートン法のゴムは肛門周辺の肉を常に切るように締めているわけです。

      肛門括約筋が動かなければ少々痛みもマシかもしれませんが、肛門括約筋は普通の生活動作で常に動きます。

      もちろん、痛みに耐えられず、ゴムを取ってしまえば楽になるのですが、そうなると、入院して別の手術の手段を選ばないといけません。

      個人差はありますが、痛み止めのお薬が効く方も多いようですので、効けば幸いです。

      私は、ロキソニンが全く効かず、処方してもらえる一番きつい痛み止めを処方してもらいました。

      しかし、それでも肝心の患部の痛みは軽減されず、頭がクラクラしたり、胃に違和感を覚えるような最悪な事態でした。

      ゴムの締め具合で少々緩和されるかもしれませんので、こまめに医師に相談することが一番かと思われます。

      3、シートン法の痛み以外の問題は?

      ①シートン法は痛みよりも『膿(うみ)』が問題?

      痔瘻になると、痔瘻のトンネル(瘻孔)から膿(うみ)が出てきます。

      シートン法の手術をすると、この膿は止まるわけではなく、しばらくの間は膿が出続けます。

      痛みが強いと、完全に痛みの問題が一番なのですが、痛みがあまりない人にとっては、この

      膿の臭い問題

      の方がキツイかもしれません。

      なにせ、直腸や肛門とつながっている痔瘻トンネルですからね。想像しただけでもキツイですよね。

      私は、女性の生理用ナプキンを購入し、お尻に当てていました。

      こういったナプキンやパッドのようなものを当てておかないと、間違いなくパンツが膿まみれになり、かなりの異臭を放ちます。

      周囲の目も気になりますし、自尊心もやられます。

      ②シートン法のゴムによる二次障害?

      シートン法での治療中は、肛門から硬いゴムの突起が飛び出したような感じになります。

      よって、歩いたりすると、このゴムが常に内ももにこすれるわけです。一日仕事で歩いたりすると、内ももがヒリヒリしています。

      私は、ゴムがこすれる部分に、常にワセリンを塗って対処していました。

      ③シートン法は痛みは理解してもらえない?

      これも結構辛いのですが、

      痔瘻のシートン法手術は「術後からが始まり」の手術

      といったことがなかなか理解してもらえません。

      普通の人の感覚だと、

      手術したんだから治っていっているんだよね?

      となるわけですが、シートン法手術は

      患部を取るためのゴムを取り付けるための手術

      なだけですので、ゴムが取り付けられてからが手術の始まりとも言えます。

      数か月かけて行う手術

      のようなものです。

      だから、周囲の人にいまいち理解してもらません。

      また、周囲の人に病名を聞かれ、

      わたし
      「痔瘻(じろう)なんです。別名『あな痔』と言って痔の一種だそうです。」

      なんて説明すると、

      「アハハハ~!『あなぢ』だって~!(笑)」

      と大笑いされてこともあります。

      このように、酷い病気なのに理解されにくいという困った性格をもっています。

      4、まとめ

      ・シートン法の痛みはいつまで続くのか?
      ・シートン法の痛みのピークはいつでどんなの?
      ・シートン法の痛み以外の問題とは?

      について解説してきました。

      医師いわく、大した苦労なく、シートン法の治療を終えられる人もおられるようです。

      しかし、私のように100人に1人の地獄を味わう人もいます。

      事前に最悪のケースも想定しておいたほうが絶対に良いと思い、この記事を書くに至りました。

      是非、参考にしてくださいね。

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