
痔瘻のシートン法は痛いのか?手術を目前に控えた人にとっては一番気になるところですよね。
この記事では、実際に痔瘻のシートン法で手術を受けた私が、シートン法の痛みについて詳しく解説します。
痔瘻のシートン法の手術を目前に控え、恐怖に怯えている人は必見ですよ。
目次
痔瘻のシートン法は痛い?ゴムの締め直しが激痛!?のウソ・ホント
①痔瘻のシートン法は痛い?のウソ・ホント
痔瘻のシートン法は痛いのか?まず、よくある会話が、
といったものです。
私もこのような話を信じて軽い気持ちでシートン法に臨みました。
結論を言うと、
シートン法という手術自体は、麻酔をしているので、さほど痛みは感じない
ということになります。
しかし、手術を乗り切れば後はもう大丈夫・・・という単純なものではないのが、痔瘻のやっかりなところです。
以下で詳しく説明していきますね。
②痔瘻のシートン法はゴムの締め直しが激痛!?のウソ・ホント
シートン法の手術が終わると、このような事を医師から告げられます。
痔瘻のシートン法というのは、簡単に言うと、
数か月かけてゴムが締める力で痔瘻の部分を切り裂く手術
のことです。
つまり、シートン法の手術というのは、そのゴムを体内に入れるためのものであって、痔瘻を治す手術ではないということです。
よって、だんだんとゴムを増し締めしていって患部を切り取る必要があるのです。
そして、この増し締めの瞬間が
のです。
他の患者さんも増し締めの時は痛いと言われていると、担当の医師が言われていましたので、これは間違いないと思います。
このゴムの締め直しの痛みは、3日もすれば身体になじんでくるのか楽になってきます。ただ、完治まで約2週間おきにゴムの締め直しを繰り返すので、その度に激痛を味わうことになります。
③シートン法はゴムが取れる直前が痛い?のウソ・ホント
「シートン法はゴムが取れる直前が痛い」
というのはよく聞く話ではあります。実際に私も担当の医師から同じような事は言われました。
しかし、私の場合は全く痛みはなく、シャワーを浴びている時にいきなり
「ポトッ・・・」
とゴムが落ちました。
なので、個人差はあるかと思います。
痔瘻のシートン法は痛くないから患者は楽?のウソ・ホント
①痔瘻のシートン法は痛くない手術です?のウソ・ホント
先述したように、シートン法の手術自体は麻酔をしているので、痛みは耐えられるかと思います。
しかし、シートン法の本当の苦しみは手術ではありません。
詳しくは【関連記事】痔瘻のシートン法体験談【激闘6か月】手術前の人は必見です!をご覧くださいね。
②痔瘻は痛くない?のウソ・ホント
「痔瘻」というのは、直腸あたりから肛門以外の部分に体外へ通じる穴が出来ることを言います。変な言い方をすると第二肛門が出来たようなものです。
肛門以外の穴が貫通してしまっているので、痛いようなイメージはありますが、不思議と痛みはありません。しかし、この前段階の肛門周囲膿瘍や手術後の生活では結構な痛みを伴うことが多いです。
シートン法の痛みの緩和方法はあるの?
①シートン法の術後には痛み止めの薬が処方される。
シートン法の手術が終わると、痛み止めの薬も処方されます。しかし、それはあくまで手術直後だから痛みがしばらくあるのは当然のことであって処方されるものです。基本的には、手術後はあまり痛みがあるものではないとされています。
注)例外はあります→痔瘻のシートン法体験談【手術前の人必見】私の激闘6か月全部お見せします
②ゴムを締める強さを緩める
手術後、ゴムに締められている痛みが激しい時は、迷わず医師に相談してください。少し緩めることが出来るかもしれません。私はゴムを緩めることが出来ると知らず、何週間も地獄の我慢の日々を送りました。
シートン法は術後が悲劇の始まり!?のウソ・ホント
痔瘻のシートン法は、医療系のサイトやどの病院のホームページなどを見ても、
といったような事が書かれています。
つまり、一番楽といったようなイメージを誰しも持ってしまいます。
しかし、実際に手術を経験した人は
「手術後から地獄の日々が続く」
と言われる方もいます。
私がその一人でした。詳しくは以下の関連記事をご覧くださいね。
4、まとめ
痔瘻のシートン法は痛い?締め直しだけ激痛が走るってホント?という話でしたが、簡単にまとめると、
・痔瘻自体は痛くない。
・痔瘻の手術(シートン法)はあまり痛くない。
・手術後に約2週間おきにゴムを増し締めする時は激痛。
・シートン法の手術後の生活は、人によっては地獄の日々。
ということになります。
「人体に負担の少ない手術」といった文言に騙されないほうがいいですよ。
【関連記事】肛門周囲膿瘍の手術は痛い?切開後は完治する?再発はない?