男40代から親の介護について考えておくべき3つの注意点
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あなたが40代なら、親の年齢は6080歳の間くらいでしょうか?

まだご両親が元気で健在な方も多いと思います。

しかし、親の介護の問題はいつ自分の身に降りかかるかわかりません。

転ばぬ先の杖は本当に大切です。

この記事では、40代の今のうちから、親の介護について考えておくべき注意点を3つに絞って書いていきます。

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キーパーソンは誰なのか?

キーパーソンってなに?

介護業界では、「キーパーソン=身元引受人」として扱われる事が多いです。

何かあった時に連絡をとる人ですよね。

例えば、介護施設に親を預けている場合、以下のような事があった場合には電話がかかってきます。

キーパーソンに連絡がある場合の例

・転んでケガをした

・発熱があり病院を受診する

・何かしらの施設内でのトラブル

認知症が進行してきたり、要介護度が進んでくると、色々と問題は増えてきます。

その時に、第一次連絡先となるのが、キーパーソンです。

場合によっては、かなりの頻度で連絡があります。

 

親の介護のことを考えるにあたって

キーパーソンについて書きましたように、このキーパーソンはかなりの負担がかかってきます。そして、自分の親のキーパーソンに、自分の妻を当てがっている人が結構多かったりします。

「妻のほうが動きやすい」

とか

「介護は女の仕事だ」

とか、そんな背景もあるのかもしれませんが、親の介護を考えるにあたっては、いずれ生じる相続の問題も視野に入れ、慎重に事を進めるほうがいいいです。

兄弟は全く介護せず、妻だけが介護をして、そして相続の問題でバトル・・・といったケースはよくありがちですのでね。

今後、母親の介護を息子がする時代に

時代と共に、人々の価値観が変わり、家庭のあり方が変わり、今後、

「母親の介護の主たる介護者が息子!?」

という時代が来ると言われています。

介護の世界のスタンダードは、

「施設から在宅へ」

という流れにあります。

だから、性善説や性悪説ではありませんが、

「自分の母親の介護は自分がする」

ことを前提に物事を考えるほうがリスク対策としては良いでしょう。

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要介護になると「在宅」か?「施設」か?

親が要介護になった場合どうしたい?

まずは、自分たちの世代の生活の事を中心に物事を考える必要があります。

もし、親が要介護になった場合、

・家で介護出来るのか?

・誰が介護するのか?

・今の生活を継続したまま介護が可能か?

などと、あくまで現実的に自分達の生活を中心に考える事をおススメします。

要介護の親を「在宅」で介護する場合

「出来るだけお家で面倒みてあげたい。」

とだいたいの人は思いますよね。

一番お世話になった親ですからね。私も出来る限り自分の親にはそうしたいと思っています。

しかし、在宅でできる限り介護しようと決めたなら、まずは、近い未来に施設に預ける方向で動くことをおススメします。

矛盾したような事を言っていますが、終わり(ゴール)を定めて動くからこそ、充実した今が送れます

介護は「終わりなき格闘」に見える事が多いものです。だからこそ、介護離職や虐待、介護殺人などといった最悪の結末が多くあったりするのです。

そこには「介護は誰にでも出来る」といった社会全体の甘えも多くある場合があります。

まずは、こういった考え方を変える必要があります。

要介護の親を「施設」に預ける場合

兄弟が誰も親の近くに住んでいない場合などは、最初から施設に預ける方向で動くことが多いかと思います。

「親に申し訳ないな~・・・。」

と思う気持ちもあるとは思いますが、そこは割り切って、面会に多く行ってあげるほうが、お互いに良い関係でいられる場合が多いです。

親の意思を知る

親の意志を知るのは困難?

世の中、「当事者主権」に「自己決定」、「尊厳死」など、綺麗ごとはよく聞かれます。

しかし、親が、死ぬまでしっかりした判断力があるとは限りません。むしろそんな人は稀です。

だいたいの人は、認知症になり進行し、判断能力がないとみなされ、後見人などの人の力を借りて意思決定を行います。

そして、若年性認知症なども増えてきている時代です。もしかしたら、自分の親が60代くらいで認知症になる可能性だってあるのです。

「お母さん、要介護になったら家にいたい?施設に入りたい?」などと会話して、母の意思を聞くことも出来なくなります。

「死生観」というものを冷静に考えてみる

まだまだ日本では、「死」をタブー視する風潮はありますよね。

「まだ生きているうちから、介護のことや葬式のことなど親に聞けないよ・・・。」

という気持ちもあるとは思います。

しかし、

「死」は誰もが行きつく「ゴール」です。

今を充実して生きるには、「死=ゴール」を明確に描くことが大切です。

「自分はどんなゴールが得たいのか?」

そういった視点で死生観を考えてみると、自然と話が出来るかもしれません。

親とエンディングについて相談する

「終活」や「エンディングノート」といった言葉が流行りだして、もはや何年も経過しました。

高齢者にとっては一大ムーブメントにもなっています。だからこそ、親とエンディングについて話はしやすい雰囲気にはなってきています。

認知症や死というものは、いつ訪れるかわかりません。舐めていると後でとんでもなく後悔するのが介護の問題です。

親が元気なうちに

「口から物が食べれなくなったらどうする?」

「自然に呼吸が出来なくなったらどうする?」

「ガンになったらどうする?」

といった事を話しておきたいものですね。

まとめ

男が40代のうちから考えておくべき親の介護の話として、以下の切り口から書いてきました。

・キーパーソンは誰なのか?

・要介護になると「在宅」か?「施設」か?

・親の意思を知る

 

そしてもう一つ、「介護」というものを考えるうえで、我々がリアルに考えておかないといけないのは、

「時代は施設から在宅へ」

「需要と供給のアンバランスで介護難民激増」

「介護への偏見」

 

という日本社会の風潮です。

「時代は施設から在宅へ」と言われ、要介護にならないように予防に力を入れてはいるが、これから圧倒的多数の団塊の世代が後期高齢者になるわけで、対応できなくなるのは目に見えています。

そして、在宅では親の面倒を見ることが出来ず、施設に預けたいが、「施設から在宅へ」といった社会風潮も邪魔し、親を預けるための「施設」の数がまず足りません

そして、介護職も3Kの超不人気産業ですので、超人手不足が蔓延しており、人材を安定して確保できません。

よって、介護難民が激増することは予想できます。

また、「介護に対する偏見」が拍車をかけ、「認知症老人の責任は家族にある!」「介護なんて誰にでも出来る仕事だ!」などと、直接介護などしたことない人の心ない言葉に傷つけられ、追い詰められます。

そして、行きつく最果ては「介護殺人」・・・。

 

そんなエンディングがあっていいはずがありません。

だからこそ、早い段階から考え、そして、親と相談していきましょう。

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