
おしり(肛門付近)のしこり(腫れ)が痛くてお悩みではないでしょうか?
ちょうど1年前の私がその本人でした。
気付いたら
と思い始めたのもつかの間、ほんの数日でどんどん痛みが悪化。
挙句の果てに歩くのもままならないほどの痛みに・・・。
この記事では、私と同じようにおしり(肛門周辺)にしこりを発見し、今まさに気になっている方向けに、痛む原因や予想される病気、考えておかないといけないコトなどについて解説していきます。
必ずこの通りになる!というわけではありませんが、最悪のケースを知って転ばぬ先の杖を手に入れることは大切ですからね。
今まさに、おしり(肛門周辺)のしこりに悩まれている方は必読ですよ。
この記事で得られる情報
💎おしり(肛門周辺)のしこりが痛い場合に考えないといけないコト
目次
1、おしり(肛門付近)のしこりが痛むのはなぜ?出来る原因は?
①おしり(肛門付近)のしこりが痛い時に疑う病気は?
おしり(肛門付近)のしこりが痛い時に疑う病気は、
💀粉瘤(ふんりゅう)→別名はアテローム
が代表格です。
私は1年前までこの病名をどちらも全く知りませんでした。
そして、昨年、このどちらも体験するという類稀なる経験をしました。
それぞれを簡単に解説します。
❶肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)
肛門周囲膿瘍とは、わかりやすく言うと、
直腸と肛門の間あたりから細菌が侵入し、アリが巣をつくるように体内にトンネルを掘っていき、体の外へ出る部分に膿がたまった状態
のことです。
聞いただけでも恐ろしいですよね?
細菌により、身体にアリの巣のような穴を開けられているのですから。
この膿だまりが破れるまでは、とにかく痛みが激しく、高熱が出る場合もあります。
肛門周囲膿瘍は、肛門科が専門です。
❷粉瘤(ふんりゅう) →別名(アテローム)
粉瘤(アテローム)というのは、わかりやすく言うと、
本来、皮膚から剥がれ落ちるはずの垢(あか)が、皮膚の内側にたまっていくような状態のこと。
ということです。
不思議な現象です。
身体から剥がれ落ちるはずの垢を、皮膚が取り囲んでしまうのですからね。
→粉瘤は、皮膚科が専門です。
私は運悪く、昨年両方とも同時期になってしまったのです。
そして、治療の過程で、どちらも結構悲惨な目に合わされました。
以下では、二つのうちで特に注意が必要な「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」について解説していきます。
②肛門付近のしこり「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」が出来る原因は?
先述しましたが、肛門周囲膿瘍が出来る原因は、
直腸と肛門の間あたりから細菌が侵入し、アリが巣をつくるように体内にトンネルを掘っていき、体の外へ出る部分に膿がたまった状態
です。
多くは、下痢の症状が多い人が、身体の免疫が弱っている時に、細菌感染によりおこると言われています。
(この原因は定かではありませんが、私は免疫が弱っている認識は全くありませんでしたが、確かに下痢は多かったです)
③おしり(肛門付近)のしこりが痛む時に考えるべきこと

とお尻のしこりが痛む私は思っていました。
男でも嫌なのですから、女性なんてなおさらですよね。
肛門周囲膿瘍というのは、手術でしこりを切開して膿を出してしまえば、ウソのように痛みはおさまります。
しかし、それで全てが解決しない可能性が高いのが「肛門周囲膿瘍」のやっかいなところなのです。
肛門周囲膿瘍になると、かなりの確率で「痔瘻(じろう)」になると言われています。
まさに私がこのパターンでした。
2、おしり(肛門付近)のしこりが出来たらすぐに病院に行くべきなの?
①おしり(肛門付近)のしこりが出来たらすぐに病院へ行くべきか?
今の私なら何の迷いもなく
と答えます。
そもそも、肛門周囲膿瘍はしこりの痛みが激しいので、我慢できなくなると思います。
この痛みに耐えている人のほうが信じられないくらいです。
先述しましたように、私は、
⇓⇓⇓⇓⇓
「痔瘻(じろう)」
という、ほとんどの人が通るセオリーを通ってきました。
そして、本当の地獄は痔瘻になってからという事実を知りました。
「痔瘻(じろう)」の完治までの道のりという大ボスに比べると、「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」は正直ザコキャラです。
だからこそ、長い道のりの可能性があるからこそ、早急に病院に受診することをおススメします。
②おしり(肛門付近)のしこりを放置しているとどうなる?
一度は考えますよね?
何度も繰り返しますが、肛門周囲膿瘍は「痔瘻(じろう)」になる可能性が高いです。
そのまま放置していると、膿のトンネルが増えていき複雑になる可能性があります。
痔瘻のトンネルが複雑になると、手術もしにくく、挙句の果てには、人工肛門をつける羽目になる可能性もあります。
また、大腸がんの中でも、最も予後の悪い痔瘻ガンになる可能性があると言われています。
3、まとめ
おしり(肛門付近)のしこりが痛いときの原因や疑うべき病気、またすぐに病院へ行くべきかなどについて解説してきました。
👉おしり(肛門周辺)のしこりは、「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」の可能性が高い。
👉肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)は「痔瘻(じろう)」になっている可能性が高い。
👉痔瘻を放置すると、「人工肛門」になったり、大腸がんの中でも最もひどい「痔瘻ガン」になる可能性を秘めている。
ということです。
肛門周囲膿瘍や痔瘻(じろう)の道を歩んできた私から言えることは、おしり(肛門付近)のしこりに気づいたら、
ということでした。